日本国内では電子タバコ用のニコチン入りリキッドを販売することは薬事法によって禁止されています。
なぜなら…


厚生労働省ホームページ
厚生労働省のホームページにも「ニコチンが含まれる場合は、基本的に、薬事法による承認(有効性や安全性などの確認)を受ける必要がありますが、国内で承認された製品はありません。」と記されています。
電子タバコ用のリキッドは液体でであるため、万が一誤飲した場合、死亡するおそれもあります。
そのため、ニコチン入りのリキッドは販売が禁止されています。
ニコチンはタバコに含まれている成分であることはすでにご存知かと思います。
タバコを吸うことで体内に吸収されるニコチンの量はタバコ1本で多くとも2~3mgといわれています。
タバコを数本吸っただけではすぐに致死量に達することはありません。
しかしニコチンが溶け出した溶液を直接飲んだ場合にはすぐに致死量に達してしまう可能性があります。
そのためニコチンは毒物および劇物取締法によって毒物に規定されています。
乳用児ではニコチン10~20mg(タバコ0.5~1本分)、成人ではニコチン40~60mg(2~3本分)が致死量とされています。

致死量に相当するニコチンを摂取した場合、急性中毒を起こし死亡するおそれがあります。こういった理由からニコチン入りリキッドは国内での販売が規制されています。
しかしまれに日本国内でニコチン入りのリキッドを販売している違法な業者がありますので電子タバコのリキッドの購入をされる際は十分にご注意くださいませ。
当サイトではニコチンが含まれるカートリッジ、リキッドは一切販売しておりません。
ニコチンはタバコの葉に含まれる天然由来の成分です。
ニコチンには発がん性はありませんが、強い依存性があります。
そのため繰り返しタバコを吸うようになってしまうのです。禁煙しようと思ってもなかなか禁煙できないのはニコチンに依存してしまっているためです。
禁煙に成功するにはニコチンについて理解して依存症を克服することが大切です。

習慣を変える難しさ

私たちの行動の約40%は自分の意思によるものではなく「習慣」によるものだそうです。
明日から早起きしようと思ってもすぐに翌日から早起きするのはとても難しいことではないでしょうか?
習慣を変えるということはそれだけ難しいことであり、定着するまでに約1ヶ月の時間が必要だといわれています。
習慣が定着するまでは出来ない自分に苛立ちを感じたり、無理やり行動を変えようとするため、ストレスが伴います。
タバコを吸う習慣が身についた場合、タバコが吸えない状況が続くと強い口寂しさを感じます。
この口寂しさに負けてタバコに手を出してしまい禁煙に失敗する人も多いです。
禁煙の壁であるニコチン依存
もう1つの禁煙の壁は「ニコチン依存」です。 タバコを吸うことで主に肺からニコチンが吸収されますが、口腔、気管、胃、腸管の粘膜からも吸収されます。 吸収されたニコチンはすぐに血液に乗って各臓器に運ばれます。 ニコチンは吸収が早い物質で肺で吸収されてから約8秒で脳に達するといわれています。

脳の快楽神経系にはニコチン受容体があり、そこにニコチンが結合すると快楽物質と呼ばれるドパミンを過剰に放出させます。 ドパミンとは性行為などで絶頂に達した時やスポーツなどで成功や目標達成をした時などにも放出される脳内物質で快楽や喜びを感じさせます。
またドパミンは行動の動機付けにも関係しており、ドパミンを過剰に放出させるものを摂取するようになると、その行動そのものが動機となって依存状態<をつくります。
これは覚醒剤を使用した時にも同じ作用が起こります。
つまり、ニコチンを摂取するということは薬物依存と同じような依存状態を作り出し、禁煙を阻むことになるのです。
しかしニコチンの作用はいつまでも続くわけではなく、3日間禁煙するとニコチンが身体から抜けるため、身体が楽になったり喉の違和感が緩和したりと嬉しい作用を感じることが出来るようになります。
電子タバコにできること
禁煙を難しくしているのは「喫煙習慣」と「ニコチン依存」ですが、電子タバコによって喫煙習慣はそのまま維持することができます。
喫煙習慣を維持することによって禁煙に伴う大きなストレスを削減することができます。
また電子タバコは気分によってフレーバーを変えることもできますので、新たな楽しみにすることもできるでしょう。
電子タバコは禁煙中の口寂しさを解消する心強い味方となり得ます。
ニコチン依存症を克服するには根気がいりますが、電子タバコは禁煙の強い味方になってくれます。
